介護の現場でも需要がある音楽療法士になるには

音楽療法士は認定資格となっており、認定を受けられる団体で資格を取得する必要があります。代表的な団体が2つあり、多くの人はそれらの団体で資格を取得しています。
介護施設や児童福祉施設、病院、学校などで需要がある音楽療法士を目指すなら、まずその団体での資格取得を目標にしましょう。団体によって音楽療法士の資格を取得する過程は異なり、いずれも各団体が認定したところで決められたカリキュラムを修了します。

日本音楽療法士学会の学会認定音楽療法士の場合、学会が認定した大学、短大、専門学校のいずれかに進学し、必要なカリキュラムを修了すると受験資格が得られます。筆記試験と面接に合格すると資格取得となります。
認定校以外の大学、短大、専門学校に進学した場合は、臨床経験を3年以上積み、音楽試験に合格した後に必修講習会を受講します。そして面接試験に合格すれば資格が得られます。
もう一つ、全国音楽療法士養成協議会が認定する音楽療法士の資格は、専修と1種、2種に分かれており、それぞれ取得条件が違います。基本的には協議会が認定する大学か短大に入学し、指定養成科目を取得して卒業したら協議会認定音楽療法士となります。

音楽療法士の資格取得は、通学以外でも可能です。
通信教育をオンラインで受け、一部スクーリングで短期間通学すると資格取得できます。学校に通うのが難しい、働きながら資格を取りたいという人でも資格を取ることは可能なのです。
音楽療法の効果は介護の現場でも期待でき、これからさらに需要が増えることが予想されています。